フラメンコになくてはならないのが、「Jaleo (ハレオ)」日本語でいうと、掛け声です。
Jaleoは動詞Jalear(掛け声をかける、励ます、元気づける)の名詞形です。
タイミングの良いところで「オレ!」や「ビエン!」と入れるのが基本ですが、フラメンコを知らないお客様が、最後に拍手しながら「オレ!ブラボー!」と叫んでくれるだけでも、嬉しいものです。
慣れてくれば、踊り手が「バシ!」と勢いよく止まって、振りも曲も一区切り付いたかな?と感じたところで大声を掛けてもらえると、更に盛り上がります。
わからないと、ハレオってなかなか出来ないものです。「ここで掛け声かけて良かったのかしら?」と思う場面もあるかもしれませんが、外してもいいので、思いっ切りハレオを掛けてみると、ステージ上の出演者と一体感も感じられ、きっと楽しさ倍増だと思います。段々、タイミングを会得していくものです。
クラス中でも、他の人が踊ってる時に、ハレオを沢山かけてあげると、連帯感も出てきて相乗効果UP
しかし、ハレオは気が乗らない時やステージに感動しなければ、無理にする必要はないです。フラメンコにはウソ偽りは禁物です。見てる最中や終わった瞬間に、感情に駆られて「オレ!!」と自然に声が出てくる・・これがハレオの原点かと思います。
代表的なハレオ
・ole オレ いいぞ!(イスラム教のアラーに由来する)
・eso es エッソエ そうだ、その通り!
・bien ビエン いいぞ!
・vamos バモ さあ!
・vamos a alla バモハジャ さあ 行くぞ!
・animo アニモ がんばれ!
・guapa グアッパ 美人
・guapo グアッポ カッコいい
・chiquilla チキージャ かわいい、女の子
・bonito ボニート 素敵
・mira ミラ それ!(本来はmirar見るの命令形)
よく使うハレオ
・auga アグア 水
・arte アルテ 技・芸術
・azuca アスーカ 砂糖
・ay アイ 感嘆詞 (これはいわゆる「抜け」や、程よい区切りのところで掛けたりする。上級編)
・arsa y toma アサー イ トマ 意味なし
・yasa ヤッサー(ジャッサー) 意味なし
その他もろもろ。これら全てを一曲の間に使う必要は勿論なし。アルティスタの個性や曲によって使い分けれたら、完璧。それはクラスの中で教えます。
是非、使ってみましょう!!