カンパージョとメルセデスのグループ、エルフラ時代から私自身が見た中でも別格！間違いなく、歴史に残るフラメンコでした。
カンパージョがアレグリを踊る日に行けなかったのが悔やまれますが、（カンパージョはアレグリの人！彼の１８番）それでも、全てにおいて凄いしか言えないです。
拍手するのさえ忘れてました、呆然としてました。
純粋なカンパージョは変わってないし、メルセデスのムイフラメンコ、カンテとギターの秀逸さは圧巻。
ＡプロとＢプロがあって、Bのほうがカンパージョがアレグリ、メルセデスがソレアを踊るプログラムでした。ある友人は、高くても両方見る価値はある、もう二回行ってしまったと興奮のメールを送ってきた。私もそう思いましたが、ガデスもあるし行ける日が無かったので、Bは断念。
Bだけ見た友人は、ソレアが死ぬほど良かったと言ってました。「いいなぁ、Bプロ見たかったよ」と言ったら、Aを見てない友人は、「私はAを見たかったから、羨ましい」だって。
私が行った日、メルセデスがアレグリを踊ってる最中に、ギターの弦が切れて半分は音無しだったのですが、最初、それがアクシデントと気付かず、タパ（ギター無）でアレグリやるんだ、粋だな、と思ってました。ギターがトラブっていたと後で気付くのですが、一人欠けても重厚感があって皆が助け合いながら、見応え十分な演出にするプロ魂に、いや、これはこれで凄いものを見たと思いました。あれは、突き抜けた強者が集まらないと無理！！
もう、あまりにも気分が高揚し過ぎて、帰りのロマンスカーの中で、家族の為にデパ地下で買っておいたお土産、ハロウィン饅頭と塩餅を４個ペロリ！お酒と一緒に平らげてしまいまして、トホホ。私、気分がイイとすごい食べて飲む癖があるんです。
そんなこんなで、ガルロチに興奮した二週間後に、アントニオ・ガデス舞踊団の「カルメン」を見に行った。
ガデスの遺志を大切に受け継ぎ、舞台に賭ける本気度がバチバチ伝わってきて、感動の嵐！！
舞台のフラメンコは作り上げられた芸術作品って感があって、タブラオの即興性と真逆、どちらもそれぞれイイところがあって、比べらるものではないのですが、二つの素晴らしい作品を２週間の内に見れて本当に幸せです。
ガデス舞踊団の踊り手やギターカンテは超一流だし、混じり気なしの純粋なフラメンコと、オペラ「カルメン」の音楽で踊る演出が絶妙なバランスでミックスされていて、優れた創作性に感服。カンタオーラの歌いながら踊るブレリア、大収穫！カーテンコールの出し物も楽しくて、最高級な文化、エンターティメントを見させて貰いました。
また、大勢で激しいパソを踊っても、音がブレず揃う！もう、発表会の群舞は、音が合わせずらいなんて言ってられないです（笑）一流がやれば、上手い人が踊れば、何人でも足の音は揃うらしい。多分、５０人くらいは居たんじゃないかな。全員の表現力差し迫るものがありまし。
テアトロで見る時は、全体像を見たいので一番安いチケット買って上の階から見るようにしているのですが、今回、前方の高い席を買ってみた、前から２列目！！迫力がダイレクトに伝わってきて楽しかったです。前の席も良いですね。
ガデスの帰り、新宿で久しぶりにデパートをブラブラ。お抹茶セットを食べて舞台の余韻を一人で楽しむ！前回の反省もあり、沢山の量を食べたり飲んだりしなかったものの、、、
やはり気分が高揚し過ぎて、普段なら買う事もない、ちょいと高いスニーカーを買ってしまいました！！あー、私は気分がイイと高い買い物をする癖があるんです。
今月は二回感動したおかげで、お腹も一杯、お金も散財！！
♪スペイン語ひと口メモ♪
ser un éxito de taquilla
切符の売れ行きがいい
＊garlochi、全日程満席に近かったんじゃないかなと想像します。
ガデス、最前列中央がパックリ空席で、？？？でした。主催者側が関係者にチケット配って来ないっていう最悪なパターンじゃないかと思う。まだそんな時代遅れな事やってるのか？この点については、内心穏やかではありませんでした。終演まで誰も来なかったし。中央最前列ですよ！！
ネットで席を指定してチケットを購入したので、1列目全て埋まってたのは覚えてる、二列目でたまたま空いてたとこに滑り込んで買ったので。
ロックコンサートでもよくある話だけど、本当に観たい庶民に届かず、権力あるとこに興行チケットが流れるのは許せない。
☆干場の推しカルチャー☆
pepe torres ペペ・トーレスがガルロチに来る！ 12/2-12/18
ペペ、人気のあるバイラオールです。私はライブ前で多忙なのと、カンパージョとガデスで今はお腹一杯なので、行かないかも・・・
カンテがモイ・デ・モロン、イベリアのサラで共演させてもらった事があるので、観たいとも思う。
今のところ、絶賛悩み中・・・
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