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戦争について考える

昨日8/15は、終戦記念日でしたね。敗戦日と言うべきだというご老人もいるそうです。

母方の祖父は戦死しました。戦地に赴くまでの経緯や戦死した状況など、生き残った戦友がまとめた資料が、私が小学低学年の頃に田舎から送られてきました。難しい漢字ばかりで全部は理解出来なかったけど、生生しい描写があったり、戦争がいかに残酷かという事実は子供心ながらにドシンと伝わり、しばらくその資料に釘付けになってました。軍服姿の祖父の写真は家にずっと飾ってあったし、小さい頃から、戦争に異様な執着心?憎悪を持っていた子で、今も変わりません。

私が初めて一人旅をしたのは広島です。20歳になった時、原爆ドーム、原爆資料館、厳島神社へ行きました。沢山の思い出がありますが、一番最初に思い出すのは、ユースホステルに行く途中、道に迷ってしまい、偶然通りがかったご婦人に道を尋ねた時の事です。

「若い子が一人でわざわざ広島まで来るなんて、嬉しいわね、何か思う事があってのことでしょうに」と、自然に会話が始まり、近くの階段に座わって、そのご婦人の話を聞き入る事となりました。その方は、被爆者でした。後遺症が残っていて、来週また入院すると言ってました。

出会ったお礼にお手紙出したいので、住所教えてくださいと申し出たら、「私にお礼を言う時間あれば、その分、親を大事にしなさい。帰ったらすぐ、親に感謝の気持ちを伝えなさい」と言われて、住所は教えて頂けませんでした。

第二次大戦は終わったけど、その爪痕はまだまだ色んなとこで残っていて、やはり、誰かが言った通り、敗戦日だと思う。それに、今の日本は、大戦前の雰囲気に似てるんじゃないかと想像する。知らない間に政府の規制線が張られてます。怖い世の中です。

戦争が終わってるのは一部の国の事で、世界中で戦争は続いてる。つくづく思うのは、中東やアフリカで起こってるテロや戦争の事が、新聞の端っこに小さい記事で書かれてるだけという現状。先進国でテロや何か事件が起きれば大きく報道されて、一瞬世間は動揺するし、そういう時だけ戦争とはなんだ?とか色々考えたりする。けど、毎日どこかで戦争があるしホントは他人事ではない。じゃ、私に何が出来るかって、、何も出来ないけど、無知は一番いけないと思うので、他の国や世界情勢を知る努力をするべきだと思う。

♪スペイン語ひと口メモ♪

マラゲーニャのレトラから

La mar se vistió de luto

los peces mueren de pena

los árboles no echan fruto

porque ha muerto mi morena

con la que yo vivía a gusto

海は喪服を身に着け、魚は悲しみで死に、樹に果物は実のらない。

なぜなら、私の愛しい人は亡くなった、一緒に暮らした楽しかったこと・・・

*いつ頃歌われたレトラかわからないけど、戦争中の状況はこういった感じなんでしょうね。

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