2週間前の話ですが・・・。マリア・パヘス公演「DUNAS」行ってきました。現代舞踊芸術家のシェルカウイと共演という事で話題になってた作品です。
「DUNAS」はスペイン語で砂丘という意味。砂アートを盛り交ぜて、人間の尊厳に迫る勢い。フラメンコの踊りの要素は少なくて(音楽はフラメンコ主体)、フラメンコやってる人というよりも、色んなジャンルの舞台関係者、ダンサー、音楽家、裏方さんetc,,が見るといいんじゃないかな、と感じました。マリアパヘスは舞台芸術家として秀才だと思う。若い人が率先してやりそうな奇抜な事も、大ベテランの彼女が先回りしてやってる感じで、探求心は衰えないし、本当に純粋な人なんだろうなと思う。
ただ、チラシには「究極のフラメンコ」って書いてあるけど、生粋のフラメンコを求めてしまうとキツイ。私のフラメンコ仲間も、マリアパヘスはあまり・・っていう子が多い。舞踊団系の人は好きかもしれない。私は踊りうんぬんというよりか、人間力とか、こだわりみたいなのが好きです。サラ・バラスにも同じような見方をしてるところがあります。
共演のシェルカウイ、初めて知りました。現代舞踊はよくわからないけど、すーっと引き込まれる感じでした。
手塚治虫の思想を題材にした舞台をやったこともあるみたいなので、日本が好きな方なのかもしれません。
高額なチケット代、、、でも舞台は良い席でみるのがイイので、少し無理をしてS席でみた。やっぱり生の舞台はいいもんです。
♪スペイン語ひと口メモ♪ シギリージャのレトラ
este pan moreno,
como lo traigo en las propias manos
y no puedo comerlo.
この黒いパンは自分の手で持ってきたのだが、自分には食べる事が出来ない。
*貧しさを歌ったフラメンコは多いです。迫害されたヒターノが生活の困窮を嘆き歌い継いできた歴史です。