先日のサラライブ、お越し頂いたお客様、誠ににありがとうございました。
お蔭様で満員でした。来場者の皆様、共演者全員に感謝です。
初共演のスペイン人達と、大変楽しく共演させて頂きました。
マントンが引っかからないか少々心配でしたが、大きなアクシデントなくて、良かったです。
caña (カーニャ)を踊りました。この曲の特徴は、ゆっくりとカンテが「イーイーイー」と下から突き上げるように歌う「ラメント」というパートがあること。これ、大好きです!モイがラメントをゆーっくり伸ばして歌ってくれたので感情移入できました。「それが欲しかったのだよ!」って踊りながら思ってました。
去年の末からカーニャに集中していた間、不思議とピアノを習ってた頃の思い出が、沸々と湧いてきてました。今までにない感覚です。当時、子供心ながら、ベートーヴェンの曲を先生から提示されると、気分が上がってました。生意気ですがベートーベンが合う!って思ってました。力強くて、急にゆっくりメロディアスに落ちたりして、また強くいって急に止まったり、また落ちて、最後はバンバン!って感じ。展開が面白かったし、感情入れやすかった。
それで、カーニャはベートーベンか?!って感覚に襲われたんです。ピアノを弾いてた時の感触・・ベートーベンのソナタと似てる!!
別にベートーベンに詳しい訳ではないし、タイトルも覚えてないけど、感覚が何となく、、です。上げて落として、緩めて強く・・これをフラメンコで表現するのが難関で、踊り手が上手くmandar(指揮を執る)しないと進まないし、カーニャの奥深さに圧倒されてるし、凄く魅了されてます。
ブラームスの事も思い出しました。ベートーヴェンと同じくらい、気分上げ上げだったのはブラームスでした。ベートーヴェンより少しオシャレで豪華な感じ。高校2年の私にとって最後のピアノの発表会で弾いたのが、ブラームスでした。曲のタイトル忘れたけど、タラントっぽい感じ。
小学低学年の時は、母が「早くショパンを弾けるぐらいになるといいね」と言ったので、ショパンが何なのか知らないのに、先生に「ショパン弾きたい」って言ったら、まだ早いと却下されました。曲にもよるけど、音符が少ない分、気持ちが入らないと間が持てないイメージがあって、ペテネーラに近い気がする。ゆっくりな曲が難しいのは、曲の解釈が出来てないからで、フラメンコも同じ。
で、小学校高学年か中学の時か、ショパンを弾けるようなったら、それだけで大人になった気がした。
年々、ピアノの音が近所で聞こえることが無くなってきました。電子ピアノの普及でしょうか?騒音を気にして減ってるのでしょうか?
ウチは狭い団地に住んでいて、隣の声さえ筒抜けの薄い壁の環境でピアノを弾いていても、全然OKな時代でした。むしろ、隣のおばさんは、音がしないと、「かおりちゃんがピアノの練習サボってる」って親に忠告してました(笑)。両親が共働きで家に居なかったけど、近所の人に見守られました。
そういった全ての方との関わりがあってこその、今の私のフラメンコが成り立っていると思います。
その隣のおばさん、先日のスタジオオープンパーティーにも来てくれた幼なじみのお母様です。感謝してます。
色んな経験が糧となって、自分自身のフラメンコが生まれるもので、その形は人それぞれ違っていて当然で、良し悪しもないです。経験を活かすとは、意思があって一つの事を続けて、やっと本物になると思います。
私も、これまでせっかくの出会いやチャンスを逃してきてことも多々あったんだろうから、偉そうな事は言えないけど、今後は目の前の事を取りこぼさず、猛進していきたいです。
次は何のヌメロに集中しようかな、考え中。
写真:ライブの後、公園近くのbarで友達と飲んだ帰りに撮った桜!ライブの写真はすっかり撮り忘れた
♪スペイン語ひと口メモ♪
Funcionario japonés rechaza haber recibido órdenes de Shinzo Abe para falsificar documentos de polémica compraventa.
役人は、問題となっている公文書偽造について、安倍首相の命令を受けた事を拒否した。
*物心ついた時から、日本は民主主義の国だと思ってません。前川さんの問題といえ、この問題といえ、北朝鮮と変わらない。