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エバ ジェルバブエナ 鑑賞レポート

16日(土)オーチャードホール エバ・ジェルバブエナ舞踊団「Ay!」

舞踊団といっても、踊りはエバ一人でバックの層が厚い!!!最初から最後まで全員黒い衣装。

テアトロフラメンコはコンテンポラリーダンスと境目がないものが多いので、生粋のフラメンコを期待するとガッカリするし、少し苦手なのであまり見に行きません。けど、昔見たたまま私の中で印象が止まってるエバを久しぶりに見たくて、行ってみた。

ちなみに、「テアトロ」を知らない練習生に説明をすると、「劇場」の意味です。フラメンコを鑑賞する時、大きく分けて劇場型の「テアトロ」と、ガルロチやサラ・アンダルーサのような食事しながら小規模のステージで見る「タブラオ」と二つあります。例えばウチの発表会、去年はホールだったのでテアトロです。その前はエルフラでタブラオでした。なので、「去年はテアトロで、その前はタブラオだったの」と言うと、玄人っぽくなります(笑)

話を戻します。

オープニングの感想。「あ~やっぱり・・・全く構想の意図がわからない!」

ホント申し訳ないけど、サ〇シャイン池崎?!身体を反って少し止まって・・う~ん・・・いや、でも体を反りながらブラッソで踊るから、やっぱり凄いんだけど、テアトロの洗礼を受けた感じでした。ずっと前衛的な構成が続いたら、私の集中力が持つかどうか不安になってしまった。

だけど中盤、カンテ二人の「カンティーニャス」で客席が轟いた、鳥肌もの!!そこからの追い上げが素晴らしくて、ラストの「シギリージャ バタcon マントン」で泣けた。あと、エバはグラナダ出身なので、やっぱり「タンゴ」を踊ると彼女のルーツが見える。シンプルなタンゴを誰よりも重厚で、カンテとギターと溶け込んで踊る。これぞフラメンコ!っていうのを見れた。コンテンポラリーも上手いんだろうけど、やっぱりタンゴみたいのをずっと踊り続けて欲しいと思った。

で、最終的にとても感動した舞台でした。

♪スペイン語ひと口メモ♪

Siguiriya のレトラ

Le pido yo a Dios

que me aliviara estas grandes duquelas.

神に願う、この大きな苦しみを軽くして下さいと。

*aliviar=軽くする

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