少し前ですが、NHKでアナログレコードの人気再発!というニュースやってました。
私は昔、中古レコード店で働いていました。レコードの良いところはジャケット。今はCDやネットで音が買えるので、ジャケットセンスは昔ほど問われてないと実感します、つまらない!
昔はジャケットが重要ポイントで、ジャケ買いなるものをしていたものです。
たまに都内の中古音楽ショップでフラメンコ音源を探す事があります。だいぶ多くの店は潰れてしまいましたが、いかにもオシャレで「DJ」風な若者達に交ざって、niña de los peinesやsabicasなどのレコードを500円、カマロンのCDやホアキン・コルテスのDVDを数百円で見つけたことあります。
でも、フラメンコ自体が普通のお店に売っている事は希少です。あったらラッキー!ぐらいです。それが前提で半日、一日かけてレコード屋をはしごして、レアモノを見つけます。(もしかして、それってオタク?)
フラメンコは大抵、ワールドミュージックコーナーにジャンル分けされてます。
ロックやポップスに強いお店では、フラメンコのようなマイナー音楽の認知度があまりない事があるので、ジャズやラテンと混同されている事が多く、実際、ジャズコーナーで色々見つけた事もあります。ソウル・ファンク系では、マイナー路線も強いので、ワールド系コーナーで簡単にフラメンコを見つける事ができたり、お店によって少し探すコツがあります。元レコード屋店員の強み!
ま、そこまでしなくてもフラメンコ専門店を利用するのが一番早いし、何でも揃っているので便利です。ただ、私はそれだとつまらないので、足を運んで音を探します。時には、そこのお店でしか発見できないモノがあって、ワクワクします。(やっぱりオタク?いや、私はオタクじゃない!)
写真:ソウルミュージック専門店で見つけたcarlos montoya & sabicasのコラボLP。
♪スペイン語ひと口メモ♪
カンタオールの英雄 Camarón 「カマロン」(本名:José Monje Cruz)について書かれた評
ha sido el último gran terremoto de este arte.
この芸術界(フラメンコ)で、最後の偉大なる激震だった。
*これだけの単語が並べば、どれだけ凄い人だったかわかります。
últimoを最後と訳すか、究極と訳すか、迷いました。人によって解釈は違うと思います。